83,ガンの皮膚とそうでない皮膚
待っていた検査の日がやって来ました。
先ずは血液検査。
抗がん剤投与の後、白血球数が下がる人ならば、
1番下がる週の血液検査だったのですが
私は『7000』程ありました。
前の週が6000程有ったので、むしろ上がっていました。
弱り切った体でスタートした、強い抗がん剤を打っても
私の体・私の血液はビクともしなかったようです。(心の中で、体を褒めてあげました♪)
そして、先生に質問を投げかけてみました。
私「スマイル先生。私は浸出液の処置などで日常も大変です。
ですから、先に手術して
その後、再発防止に抗がん剤を打つ事は出来ないのですか?」
スマイル先生「手術は出来ません。」
私「でも、こないだまで(別の医師に)『切ったら治る』って言われていたんですけど・・・
先日も電話カウンセリングの医師から 『先に手術した方がいい。』って言われました。」
スマイル先生「・・・でも、あなたは手術出来ないんです。」
私「でも、先日、前の病院の外科医から
『君は乳癌を手術するとして、切る範囲が広いからお腹の肉を切って胸に貼り付けようかな?』
って言われたんですけど・・・」
スマイル先生「ガンがあるままの状態で、その上に別の皮膚を持ってきても付かないんだよ。」
当時の私は、ピンと来ず全く意味が分かりませんでしたが
今では良く理解できます。
ガンから出る透明の液と
ガンでは無い部分から出る浸出液。
匂いだけでも全く違うように
ある意味
『治そうとする細胞の中に、邪魔をする細胞がいる』
ような感じ。
ガンの匂いを嗅ぎ分ける犬がいるそううですが
よく分かります。(私は一昨年まで、発していたので。2012年春まで。)
いつもの状態では無いから、細胞同士が結び付かないのです。
喧嘩や誤解や不信感が有るのに
心から受け入れてスキンシップを取って一緒になる事は出来ません。
先に
スッキリクリアーにしてから
本当に結びつき、一緒になるのだと思います。
こっちは良くても
あっちは嫌がっていたら
『善意の押し売り』と同じで
結果、上手くいかないのと同じような状態だと思います。