activitiesネオミーナの生還記

82,隠しきれない・・・本当の気持ち

初めての抗がん剤から、2回目の白血球の検査の日がやってきました。
毎週検査の予定だったので、抗がん剤から2週間後の事です。
私にピッタリの抗がん剤【CEF】が
私の白血球へ、どれくらい影響を与えるか?
それを調べる為の検査です。
それまでの間に、スマイル先生が私に言って下さった事の一つに
「ネオミーナさんのお友達が、
ネオミーナさんが今置かれている状況を聞きたいと言ったなら
先生が説明してあげるから連れておいで。
出来れば1人1人より、数人一緒の方が助かります。」
という言葉が有ります。
私の友人達はつい先日まで、私からの電話で
「切ったら治るって。だから安心していていいよ。
もうしばらく待っていてね!」
と聞かされていたのに
乳腺外科の専門医に変わったとたん
スマイル先生「大切なお話が有ります。
ご家族にしないといけないから来ていただいてもいいですか?」
と言われた事を伝えられたのです。
後から聞いたのですが、揃った家族に対して
私の状態が
『覚悟』
しないといけない状態だと聞かされたとも伝えました。(「重篤です。」と言われたそうです。)
私が、スマイル先生の言葉を電話で伝えると、実際にとても驚いて泣いてしまう友達もいました。
スマイル先生は
私の友人達もビックリして混乱しているだろうから
主治医として説明の時間を取って下さるとおっしゃったのです。
私としては
「切ったら治る乳癌を、切る範囲を小さくする為に抗がん剤しているだけなのに
スマイル先生は優しいけど大げさだなぁ・・・」
と思っていました。
でも実は、心の奥の部分にある
「そんなに特別扱いをして下さるくらい私の状況は深刻でなの?
もしかしたら、死んでしまうかもしれない状況だったりして??」
と思う気持ちに気付かないようにしていました。
もちろん、かなり酷い状態だったので
「少しの辛抱で手術出来るから、頑張ろうね~!」
と笑顔で言われると期待してはいませんでしたが・・・
そして更に、スマイル先生も看護師さん達も共通して
私を見る瞳の奥の奥が、なんだか淋しそうな感じも気になり続けていました。