activitiesネオミーナの生還記

72,術前薬物療法

CEF(フェック)の特徴を改めて読み直してみると、こんな特徴だそうです。
★ガンの直径が3cm以上
あるいはリンパ節転移のある患者さんが対象。
私の場合は、抗がん剤治療に実際に入る1年前に約4cm位の大きさで
当時からリンパ節転移していました。
ということは、とっくの昔にベストなタイミングは過ぎ去っていました。
★術前薬物療法を受けた
80%の患者さんはガン細胞は半分以下になり
その中の15~30%の患者さんでガンが消滅してしまうと
CEFの説明パンフレットに書いてありました。
そして(当時は)CEFを使い終えたら、次に効果が期待出来る抗がん剤が有ると聞きました。
(徐々に効果の確率は、下がって行くと聞きました。
でも新しい薬や治療法も、次々に出ています。)
私の体は、全身が弱り抗がん剤に耐えれるのか分からない状況でした。
体の負担や抗がん剤の効果の確率を考えると
抗がん剤の量を少なめから始める選択肢も有りましたが
【CEF】は心臓に負担がかかるから、一生で6回しか出来ないと言われました。
(決まっているそうで。)
スマイル先生は、
「ガンが無くならなくては、意味がない。
効果が期待できる最大量を使おうと思います。いいですか?」
と確認されました。
私は、「はい、勿論です。宜しくお願いします。」
と答えました。
私も、ガンを体から無くしてしまうのが目的なので、その可能性にかけました。
抗がん剤の量を減らすことは、様子をみてからでも出来る。
何せ1番効可能性が高いのが6回ですので
もったいない事、後悔を招く事だけはしたくありませんでした。
もうここまで来たら、抗がん剤の副作用で命が尽きるか
ガンが原因で、命が尽きるか?
私に残された道は
【抗がん剤の効き目を、最大に活かすだけ】
だけだったのです。
自然療法・食事療法・温熱療法など納得がいくまで試し
命が消える予感がしている崖っぷちの状況の中では
『抗がん剤で殺される』
の文字は消え去って
『ガンで殺されるから、抗がん剤 助けて!!』
に変わっていました。