activitiesネオミーナの生還記

22,火傷させた乳癌(乳がん滲出液)

そして
3度目の【びわ温灸】の日がやってきました。

私が到着して準備していると
施術の女性から
「私は、真剣に考えてみたんだけど
もっとしっかりお灸を当ててガンをやっつけた方がいいと思うの。
今日は、しっかり当てましょう!」
という提案がありました。

「私も、同じ意見です!
そう考えていました!!」
とすっかり意気投合し
しっかりとお灸を当ててみる事に決まりました。

出来る限り我慢して
乳癌の周りと乳癌の上の同じ部分に
何度も何度も繰り返し
お灸を当ててみる施術をされました。

家に帰ってから
皮膚の色が紫色に変化したので
「効果は、あったのかな?」
と期待していました。

ところが、頑張って私の乳癌を覆っていた皮膚が
火傷に耐え切れずに
とうとう破れてガンの汁が出てき始めてしまいました。

「この皮膚は大切だから、破かないように。」
と乳腺外科の先生に言われていた部分を
火傷で破ってしまったのです。

ところが、
私が持っている本を読んで調べてみると
『ガンの悪い汁が出ると、治る。』
の記述を見つけ、治る方に進んでいると分かり(思い込み)

「これだから西洋医学は信じられない。
乳がんの先生が言った事と、この本に書いてあることは逆やん。
汁が出ないと治らないやん。
治させない為に言ったのかな?」

と残念に思い、益々不信感をましました。
そして、どんどんと汁が出てくるのを喜びました。
(サバイバーとなった今では、怖い話です 汗)

その後
ガンを治す講演会や友達情報でも
「乳癌の汁は、出せばなおる。」
「乳癌を、びわ温灸で焼き死ぬまでやり続ける事」
と何度も聞きました。
(講師は乳癌以外の人ばかりの話でした。.
素直で必至な私だったので、信じてました。)

例えるならば
「タバコで大きなホクロを、麻酔無しで焼け!
火傷しても、自分で同じ場所に何度も何度も押しつけろ!!」
みたいな感じですかね?

私は、そう出来るか不安だったのですが
✳︎4回目のびわ温灸の日の前に、自由診療の入院の日が決まった事
✳︎その病院では火を使うのは禁止されていた事
(煙が出る為。煙が出ない器具も有ります。)
✳︎その病院の療法では、びわ温灸を勧めていなかった事

その3点が重なったお陰で
その3回で【私の乳癌びわ温灸の体験】は終了しました。

その施術の体験は
病院関係者に言われた言葉によると
訴えれるレベルだそうです。

結局 私は
治した経験も無い人の
医療行為の実験台にされていました。

「自分で行った」
「自分で選んだ」
「自己責任」
の前に (では無くて)
医療行為を無責任(無資格)の人によって
取り返しがつかないことをされていたのです。

その日が
遅かれ早かれやってきた筈の
(乳癌が大きくなると、皮膚は破れる)
『ガンの浸出液地獄』
にも苦しめられる火蓋を切ってしまった日になったのです。