activitiesネオミーナの生還記

23,病院選び・運命の分かれ道

その頃
入院施設があり、集中して治療が出来る病院を探し始めていました。
(代替治療など。抗がん剤をしない病院選び。)

私の家族や友人がお見舞いに来れる範囲では
2箇所が候補に上がりました。

1箇所は、隣の県に有るクリニック。
もう1箇所は、ガン患者会メンバーの行きつけの食事療法の医院。
もちろん、すぐに両方の病院に予約を入れました。

どちらともカウンセリングを受け
治療法と入院費を比べて決める事にしました。
2箇所の病院に実際に行ってみて
色々考えて1ヶ所目の病院を選びました。
(2箇所目の病院では、免疫療法も勧められましたが
経済的に無理だと思ったのも選ばなかった理由の一つです。)

自由診療の病院は、大変お金がかかります。
私は私に合った生命保険に加入していました。
入院日数が多くても対応し
ガンに手厚い掛け捨て保険に加入していたので
とても助かりました。

私が選んだ病院の治療法は
薬を使わず(よっぽど必要な時に、漢方と痛み止め使用。)
食事療法(断食・玄米生菜食・体操などで血液浄化)
によって解毒し、自然治癒力を引き出すというものです。

今 振り返ってみると、食事療法の寡黙な先生は
「この療法で、ガンは治ります。」
と1度も言われませんでした。
(それどころか、今までの経験も実績も、効果についての情報も与えられませんでした。)

患者同士で
「これをやったら治る。治る。」
と噂や情報を共有しあって
本を回し読みしたりしていただけでした。

それでも私は
試してみないと分からないと思い
入院希望を出しても拒否されなかったので

「場合によっては 治るの?
人それぞれ違うから断言出来ないだけ?
個人情報だから、秘密にしている?(プライバシーが守られる?)
見込みは有るって事よね??」

と自分に良いように解釈し
先ずは入院して集中し頑張ってみることにしました。