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乳がん手術に向かってvol.46

『ガン放置療法』の限界を感じ乳がん手術をすると決めてからは、一刻も早く手術を受けたくてたまりませんでした。

 

 

「切ったら 治るよ♪」そう簡単に言われていたので、私が手術することを決定しさえすれば、痛みや浸出液の大変さからも直ぐに解放され、以前の生活に戻れると思っていたからです。それなら早いに越したことはなかったのです。一日でも早く手術できるよう前もって「手術する事に、決めました。」と電話を入れておきました。

 

 

大ベテラン医師の診察前に行われる看護師さんとの確認で、このように説明を受けました。「乳がん手術は、乳腺外科でする事になります。次回から、乳腺外科に行って下さい。」と。一日でも早く手術したいのに、また病院を変えて一から検査をやり直すなんて、とても待てないと思いました。そこで主治医でもある大ベテラン医師は病院の権力を持っている理事長だったので、診察の時に相談してみることにしました。

 

 

私「先生……先ほど看護師さんから『手術は、乳腺外科でして下さい。』と言われました。こちらの病院では、出来ないのですか?」そう恐る恐る聞いてみると大ベテラン医師「うん。ここで手術していいよ。」と、あっさり返事をいただきました。

 

拍子抜けした私は「どうして看護師さんは、さっきはあんな事を言ったんだろう……?全然、手術出来るやんか……」と不信感を感じながら、少し不思議にも思いました。それから直ぐに翌週、大ベテラン医師の友人の乳腺専門外の外科医に診てもらう事が決まりました。