乳がん滲出液
そして3度目の【びわ温灸】の日がきました。
着替えて準備していると、女性施術者から「私、真剣に考えてみたんだけど、もっとしっかりお灸を当ててガンをやっつけた方がいいと思うの。今日は、しっかり当てましょう!」という提案がありました。
「私も、同じ意見です!そう考えていました!!」
すっかり意気投合し、しっかりとお灸を当ててみる事に決まりました。
出来る限り我慢して、乳がんの周りと乳がんの上の同じ部分に何度も何度も繰り返しお灸を当てる施術をされました。
帰宅後、患部を確認すると皮膚の色が紫色に変化していたので「効果は、あったのかな?」と期待しました。
ところが、頑張って私の乳がんを覆っていた皮膚が火傷に耐え切れず、破れて乳がんから汁が出てき始めてしまいました。
「この皮膚は大切だから、破かないように。」
とスマイル先生に言われていた薄皮を火傷で破ってしまったのです。
焦った私は持っている本で調べてみると
『ガンの悪い汁が出ると、治る。』の記述を見つけ、治る方に進んでいると分かり
「これだから西洋医学は信じられない。乳がんの先生が言った事と、この本に書いてあることは逆やん。汁が出ないと治らないやん。治させない為に言ったのかな?」
とスマイル先生に失望し益々不信感が湧いてきました。そして、どんどんと出てくる浸出液を喜びました。(今となっては、恐ろしい話です)
その後ガンを治す講演会や友達情報で「乳がんの汁は、出せばなおる。」
「乳がんを、びわ温灸で焼き死ぬまでやり続ける事」
と何度か耳にしました。
例えるなら
「タバコで大きなホクロを、麻酔無しで焼け!火傷しても、自分で同じ場所に何度も何度も押しつけろ!!」のような感じですかね( ; ; )
私は、そのように出来るか不安でしたが
✳︎4回目のびわ温灸日の前に、自由診療の入院の日が決まった事
✳︎その病院では火の使用を禁止されていた事(煙が出る為。煙が出ないびわ温灸器具も有ります。)
✳︎その病院の療法では、びわ温灸を勧めていなかった事
その3点が重なったお陰で【私の乳がんびわ温灸の体験】は思いもよらず終了しました。
その施術体験は、病院関係者から訴えれる行為だと聞きました。
結局 私は、がんを治した経験も無い人により医療行為の実験台にされたのです。
「自分で選び」「自分で通う」「自己責任」のように見えますが、医療行為を無資格の人によって取り返しがつかない行為をされたのです。
でも憤っても仕方ありません。なぜならその日は、遅かれ早かれ(乳がんが大きくなると、皮膚は破れる)『乳がんの浸出液地獄』にも苦しめられる火蓋を切る日になっていただけだからです。