activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

95【最後のPET……脳転移6】

先ずはガンマナイフ手術をする前に必要な、私の体のチェックをする日が翌週に決まりました。そのチェックの方法は『PET』です。

 

 

乳がんで末期状態の時から体の色んな場所に気になる所があり(痛みや違和感。気のせいのような気もする気になる状態。リンパ節転移の状態で、1年半経過。)「いつかPETをして全身調べてもらって、スッキリしたい……」と希望していたので、凄く嬉しかったのを覚えています。しかも通常は、高額な検査ですので。

 

 

ラッキーな事に私が運ばれた病院のPETのマシンは新しいバージョンだったようでイメージより短い時間で、あっという間に検査を終えました。結果は、体(首から下)には何処にも転移しておらず、私の脳神経外科の主治医から、「よくコントロール出来ています。」と、笑顔で言っていただきました。

 

 

したがって結果は
『脳には腫瘍が一つだけ……』
【一つ有る】
ではなくて むしろ
【一つしかない】
だったのです。

物事は、解釈次第なので。

 

 

と、また科学技術の治療の恩恵に授かれる事が決定しました 。(ガンマナイフ治療を受けるのも条件が有ります)昔だったなら、命懸けの大手術だったと思います。そもそも、脳の中の腫瘍を見つける事すら困難ですから……

 

 

ガンマナイフ手術は二泊三日の入院でいいそうです。私は、本当にトントン拍子ですすみの有難い検査結果でした。ですからガンマナイフ手術はPETの翌週、救急搬送の2週間後と決定しました。

 

声なき声の代弁者

北里ミーナ