activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

90【前兆 ・嘔吐……脳転移1】

~2012年10月~
嵐の前の静けさ
私は2012年4月、乳がん手術直前に脳の画像診断をしていました。その時は、確認できる転移は有りませんでした。乳がん手術後の生活は、ベトナム旅行に行った程ですからかなり元気でした。

 

 

抗がん剤治療が終わってから「私みたいな人を これ以上、増やさない為に……」という思いから、乳がん手術から約半年後の秋に【ガンの啓発活動】を開始した矢先の出来事でした。そんな私の脳転移の前兆は、一度だけでした。

 

 

意識不明の12日前の夜。3回目のスピーチの10日ほど前です。友達と、夜のカフェで待ち合わせしている時です。視界に入る全ての線がグネグネと曲がり始めました。

 

 

「あれ!?何!?目の錯覚!?疲れ目かな…?」と周りを見渡しながら視野の変化に驚いている時に友達が現れました。いつものように会話はしているものの気分は落ち着かず、帰れなくなっては困ると思い
「今夜は体調が優れないから、帰るね。」そう伝え30分ほどでカフェを後にしました。

 

 

帰りの運転の途中……急に吐き気?ん……ただ吐きたくなり勢いよくさっき飲んだばかりのスムージーを勢いよく全て吐き出してまったのです(´Д`;)

 

 

吐きだしたけれども、特に気分が悪いわけでもありませんでした。
意識もしっかりしていて、さっきまで友達と会話も出来ていたので
「大丈夫かなぁ……?」と少しは不安に思いましたが、通り慣れた帰り道ですが真っ暗なのかめまいの様に感じるだけなのか、必死に運転しました。

 

 

やっと無事に家に帰り着いて「疲れかなぁ……?とりあえず眠ってみよう。それでも変だったら朝から病院に行こうっと。」そう決めてすぐに眠りにつきました。

 

 

翌朝、恐る恐る目覚めてみると昨夜の様な変な見え方は全く無くなっていました。立ち上がってみても何度かジャンプしてみてもいつもと変わらない視界でした。「やっぱり疲れかな??また変になったら病院に行こう。てか、気のせいだったりする(・・;)?」と思ったくらい特に変わった感じは有りませんでした。

 

 

それから意識不明になるまでの、いつも通りに過ごしていました。
状況的には『乳がんの啓発活動』を始めたばかりで12日の間は
★3回目の講演会
★乳がん啓発活動の資格を取得する期限が迫り、焦っている状態。
でしたφ(.. )

 

声なき声の代弁者

北里ミーナ