activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

29【眠れぬ痛み……分かち合う】

雪の女神と同室になり「一緒に頑張ろうね~!!!」と誓いあってから、色々なことが有りました。命を掛けた真剣勝負の日々を寝食を共に過ごした仲間。仲良くなった多くの共通点の中の強烈な共通点。
それは『痛み』でした。

 

 

毎晩毎晩、痛くて2人で何度も目を覚ましました。
朝は 「お早う~。」
そして次の言葉は『痛みと眠れたかの報告会』と決まっていました。
ここ数年、医療否定の医師が書いた『医療否定本』が、大ヒットしています。(2015年頃)
その本の中の、ある本の文章に『ガンが痛む人は、前世で悪い事をしたから』『一所懸命のたうち回るしかない。』というような記述がありました。ガン患者は悪い人のような差別された気分に私はなりました。

 

 

乳がんは、乳房の神経・血管・その他諸々がある少しつまんでみても痛みを感じる部分にできるもの。痛みは 生命を守る為の反応ですよね?棘が刺さっても、気付くのが人体だと思います。
その肉体が侵食されていくのに全く痛みを感じないまま、死に至る事なんてあり得るのでしょうか?(ガンで死ぬのを、楽だとオススメされているので。)
神経が張り巡らされている皮膚を壊しながら大きくなっていくのに痛くないまま、ガンで亡くなるって出来るのでしょうか?生きるために作られた体が亡くなって行く方に向かう事に鈍感でしょうか?防御の反応が起こって、痛くなり、警告するのでは??
ある教授は『治る痛み』と書いています。だから私達は信じて、我慢してました。冷静になって、よく考えてみれば分かる痛みだと思います。
フィルターかけていたり人の話を鵜呑みにすると想像できないかもしれません。以前の私は、そうでしたのでので。

 

声なき声の代弁者

北里ミーナ