activitiesネオミーナの生還記

65,運命のドリフト&V字ターン

マイクロウェーブ治療の大病院の近くのホテルに1泊して
翌朝、外科外来の待合室で待っていました。
血圧測定で呼ばれて、測定していると
カーテン越しに医師達の会話が聞こえてきました。
私は5月~11月の間に、凄く進行しているというのに
途中、検査することもなく方針を変えることもなかった事について
話しあっているような感じでした。
そして、癌性胸膜炎の完治は
「奇跡」
と呼べる程の効果が出ていると、会話が聞こえてきました。
また待合室のソファーに戻り座っていると
しばらくしてから、名前を呼ばれました。
昨日の医師とは別の、初めてお会いするダンディな外科医でした。
ダンディ外科医「あなたは、乳癌の標準治療を受けた事が、一度も有りませんね?」
私「はい。」
ダンディ外科医「手術するにしても、専門治療を受けてみてからにしてみて下さい。
それを勧めます。」
私「・・・・・」
1日でも早く手術をしたい私にとっては
また病院を変わり、一から検査するのは気が進みませんでした。
初めに検査した病院なら、私の乳癌データが有ります。
そして、乳腺外科のスマイル先生から
「あなたの乳癌にあった抗がん剤で、先ず縮めてから手術します。」
と言われた言葉を思い出しました。
もう手術すると決めた私にとっては、どこで手術しても同じ事。
それならば、抗がん剤をして(効果を実感していた経験もあったため)
縮めて手術した方が断然良いと思いました。
私の乳癌のタイプにピンポイントで選んだ抗がん剤(カルボプラチン)
でなくても、これだけ効いたという事は
乳腺乳腺外科で選んでくれる抗がん剤は
さぞかし効果が有るだろうと想像し、ワクワクしてきました。
まるで
『運命の人が待っている・・・
白馬の王子が待ってくれているような・・・』
そんな感覚になりました。
そして、早速 紹介状を書いてもらい
私の乳癌のタイプを知っている1年前に逃げ出した乳腺外科に出戻る事が決まりました。
ですから、嫌々戻ったのでは無くて
『気が付いたら、押し戻された状態』
だったのです。