activitiesネオミーナの生還記
63,抗がん剤劇的効果の判明
それから、次の受診の日が来ました。
手術の為の検査結果を見ながら
お爺さん医師から
私の手術を依頼されていた乳腺専門外の外科医は
診察の時に首を傾げていました。
「あなたは
5月に癌性胸膜炎になっているのに
何故、転移してないの?
あの抗がん剤だけで、治ったのかな?」
半年間の間
乳癌は完治せず
進行していたにも関わらず
癌性胸膜炎だけは、完治していたのです。
乳癌が原因の肺に溜まった水は
半年後には、消えてなくなっていました。
癌性胸膜炎の水の中には
ガン細胞がウヨウヨしていて
転移する準備が整っていたそうです。
ところが
微量の抗がん剤を
数回に分けて投与した事によって
『奇跡的に』
転移もなく、完治していた事に
専門外の外科医は、大変驚いておられました。
(『ガンは進行し、ガンが原因の肺の水は無くなった』
『ガンの本体は有るのに その後キープ出来ていたこと。』
という神秘の現象です。)
私は
肺に水が溜まっている説明も
受けていませんでした。
さらに、そんな重い症状だとも
全く聞かされてなかった事に驚くとともに
「なんだぁ。
抗がん剤って効くやん!凄いやん!」
と抗がん剤に対して
頼もしくて、嬉しい感情を初めて抱きました。