activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

76【迷い……危ない道を選択】

手術可能を喜べない私・迷い

当時の私の抗がん剤【CEF】の治療は、その後も順調に進んでいきました。乳がんの退縮は、グングンと進み吐き気は全く無く、食欲旺盛で熱も出ず一見、健康な女性に見えていたと思います。

 

 

そして4本目の抗がん剤の日に【CEF 】がピッタリと合っているので6本目まで打ち切ってしまおうと決まりました。その後は信じられない事に、失っていた皮膚細胞が急激に再生した事によって、手術可能かもしれない状況に近づいてきました。

 

 

スマイル先生は、ニコニコされなが「これはひょっとしたら、手術出来るかもしれませんね!!」とおっしゃっていました。でも、その待ちに待っていた状況がせっかく近づいて来たというのにも関わらず、大喜び出来ない私がいました。

 

 

実は 、その頃の私は『手術をする事』を迷い始めていたからです。
それは『ガンが消滅・自然退縮する』らしい飲み薬を2種類飲んでいたからなのです。

 

 

一つは関西の内科で処方してもらい飲んでいた【ビタミン水薬】もう一つは【水素水&ミネラル水(ただのミネラルウオーターでは有りません)】という特殊な水のコンビネーション。

 

 

それぞれ役割が違い、どちらも副作用がない他のサプリなどと一緒に取っても大丈夫な安心できるものでも有りました。その効果を多少期待していたので

「抗がん剤で小さくするだけ小さくして、後はガンを消滅させるらしい飲む薬でも大丈夫なのでは?手術してから後悔しないか?飲む抗がん剤(らしい)の効果を確認してからだめだったら手術でもいいんじゃないのか?でも、もし失敗したら死ぬかもしれない。そもそもギリギリだから。手術不可能にリターン……」
そう自分自身の悪魔の囁きが聞こえ始め、自問自答していたからでした。

 

 

 

危ない道を選択・本末転倒

手術出来る所まで縮まなければ『死』という意味で全てを失うかも知れないと充分分かっていながらでもいざ手術が出来そうになってみると迷っている私がいるんですと、信頼している看護師さんに相談してみました。

 

 

看護師さんは、私の打ち明けに心から寄り添い、話を聞いて下さいました。私の状況・状態をよく把握してくれていた数人にも迷っている事を告げました。

 

 

そして私が最終的に決めたのは『6本目の抗がん剤【CEF】まで打ち切って次の種類の抗がん剤まで試してみる。ダメだった時はすぐに手術する。』でした。

 

 

私の手術できる状態は【限りなく0】だったのに、抗がん剤5本目で可能な状態に辿り着けたのです。本来なら、万歳の即手術のチャンスが訪れているというのに、また自ら一か八かの危険な道を選択していました。その時の私は、【手術せず、胸を残したい思いと情報】で混乱し、また冷静さを欠いていました。

 

 

最終的な選択権を持つ私は、あんなに懇願していたものが手に入ろうとしていたのに、更に要求しようと欲を出してしまったのです。その後、お調子者が出した欲深さをせいで、また死の淵に進む選択していただなんて、その時は全く分かりませんでした。

 

声なき声の代弁者

北里ミーナ

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