activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

60【奇跡の薬を求めて……3分診療】

決死の移動
私がその内科に電話をかけた頃は、数日後の予約を取ることが可能でした。その時は、すぐに予約を入れる事が出来てラッキーだと思いました。

 

 

私が受診した直後には「『ガンを治してきた実績が有る』と書籍で断言していた。本当に治るから医学会から消しさられた治療法らしい。是非 試してみたい。」と一部のがん患者の噂の病院に…。ベストセラーを読んだ藁をもすがるガン患者さんが全国から噂を聞きつけ、予約が取れない内科となりました。

 

 

予約から数日が経ち不安でしたが意を決して新幹線に乗り、その内科に向かいました。その頃は11月の半ばだというのに、私の服装といえば腫瘍を覆っているタオルなどでかさ張っているので着替えがしやすいように大きなワンピースかLサイズのTシャツを着ていました。足元は屈めなかったのでお気に入りの下駄を履いていました。髪は切りっぱなしのボサボサ顔はスッピン……

 

 

1泊2日の付け替えタオルとガーゼが入ったバッグは布オムツを連れた赤ちゃんの荷物の大きさと重さで、ヨロヨロとしていました。(娘を布オムツだけで育てたので、分かります。)そんな私の姿には視線が集まり人が道を空けてくれました。関西の人混みの道をゆっくりゆっくりと歩いていきました。時折、立ち止まり休みながら……

 

 

普通の元気な状態では無いと一目で分かると思いますがまさか『末期ガン患者』が1人でウロウロしていたとは思わなかったと思います。こうして私は何とか病院に到着しました。

 

 

 

ビタミン水薬の初診

その内科は大行列と聞いていたのでずいぶん早く到着しました。受け付けを済ませ近くのお店で時間を潰して戻りました。受付済ませ数時間後にやっと名前を呼ばれました。

 

 

結局、その内科では私の乳がんの幹部を診る事も調べる事も無く問診だけでした。
関西の院長「乳がんは、この薬を飲んで出血しても外に出るから大丈夫です。」
そう聞かされ、私は安心しました。
私「本当に、乳がんでラッキーだったぁ……」
関西の院長「はい 終わりです。水薬をもらって下さい。」
私「……(えつ!?もう 終わり?ガンの万能薬で副作用が無いから、これで終わりなんだぁ……)」

 

 

問診時間の短さが同じなら、西洋医学の方は画像や数値が有るだけ納得いきますが、ここは私の為に薬を調節してくれるので納得出来ました。

 

 

そして支払いの時に、また驚かされました。
3ヶ月分まとめての支払いでしたが1ヶ月分の水薬の金額は千円台で済んだので『ガン患者ビジネスでは無さそう』だという好印象を受けました。

 

声なき声の代弁者

北里ミーナ

 

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