activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

22【医療不信な入院環境……類は友を呼ぶ】

入院中に色々な

『こうしたらガンは治る』

という情報が有る事を知りました。

 

 

患者さん達の会話は
「あの病院で、こんな治療をされてしまった。」
「あの医者は、ああ言って嫌だった。」
「医者が言ったとおり抗がん剤も手術もしたのに、再発・転移した。言いなりにならなければよかった。後悔している。」
「この病院の療法は、なんて素晴らしいんだ。」
「薬を使わないから こんなに凄い。」
「自分の免疫力で どんな病気でも治してみせる!(=病院で治らないから、自分の力で治してみせる!)」
と病院や医師に不信感を抱き、医療否定の医師を崇拝する内容の話を多く耳にしました。

 

 

その病院の規則では
・本の貸し借りは禁止
・︎情報交換は禁止
と決まっていたので
「乳がんは、男性からの愛情不足~」と言ってきた中年女性は密かに特別な本を貸しに部屋へやって来たのです。みんな必死で少しでも良くなる情報が欲しいのに、良さそうな情報を伝えると叱られてしまう規則だからです。(呼び出しで注意。場合によっては退院させられたり、入院拒否されることもあり。)その病院で借りた本・もらった情報は民間療法に始まり有名大学の医師や教授の『医療否定』のものばかりでした。

 

 

周りの人達が作る環境と本を始めとする情報源により私の中で、西洋医学や三大療法は更に恐ろしい存在に変化していきました。

 

声なき声の代弁者

北里ミーナ