activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

17【病院選び……運命の分かれ道】

その頃、入院施設があり集中して治療が出来る抗がん剤をしない
代替治療などの病院を探し始めていました。
家族や友人がお見舞いに来やすい距離で、2箇所の病院が候補に上がりました。
1箇所は、隣の県に有るクリニック。
もう1箇所は、ガン患者会メンバーの行きつけの食事療法の医院。すぐに両方の病院に予約を入れました。
どちらともカウンセリングを受け治療法と入院費を比べて決める事にしました。

 

 

2箇所の病院に実際に行ってみて色々考えた末、2ヶ所目の病院を選びました。(1箇所目のクリニックで免疫療法も勧められましたが、経済的に無理だと思ったのも選ばなかった理由の一つです。)
自由診療の病院は、大変お金がかかります。私は私に合った生命保険に加入していました。
入院日数が多くても、それに対応したガンに手厚い保険に加入していたので大変助かりました。

 

 

私が選んだ病院の治療法は、ほとんど薬を使わず(漢方など使用。)食事療法(断食・玄米生菜食・体操などで血液浄化)により解毒し、自然治癒力を引き出すというものです。
今 振り返ってみると、食事療法の寡黙な先生は「この療法で、ガンは治ります。」
と1度も言われませんでした。(それどころか、今までの経験も実績も、効果についての情報も与えられませんでした。)

 

 

患者同士で「これをやったら治る。治る。」と噂や情報を共有しあい本を回し読みしていました。
それでも私は試してみないと分からないと思い入院希望を出しても拒否されなかったので
「場合によっては 治るの?人それぞれ違うから断言出来ないだけ?個人情報だから、秘密にしている?プライバシーが守られる?見込みは有るって事よね??」
と自分に良いように解釈し、先ずは入院して集中し頑張ってみることに決めました。

 

声なき声の代弁者

北里ミーナ