activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

14運命を変えた言葉……「抗がん剤して、大丈夫?」

告知後、すぐに美容院の予約を入れ
数日後には長い髪を肩の長さに切りました。
私は、ずっとロングヘアーでしたが、
使う予定の抗がん剤は髪が抜ける種類だった為、前向きに準備に取り掛かりました。
傷んでいた毛先を切ると、ちょうど肩の長さになりました。

「この約半年、食事を気をつけようが、免疫を上げようが、消滅するイメージをしようが消えなかった乳がんだもの。おとなしく抗がん剤という今まで試してない方法を素直に試してみよう!!」

 

 

 

髪を切りスッキリして、前向きな気持ちで「やっぱり乳がんでした。」と報告するために友人が働く自然食SHOPへ立ち寄りました。
私の治療計画の報告を聞き終えると、曇った表情をした友人は不安げに声をかけてくれました。
その良かれと思って言った一言が、まさか治療を180度変えるキッカケになるとは……。
その言葉とは
「…抗がん剤して、大丈夫??
でした。

 

 

 

その言葉を聞いた途端、衝撃が走り過去に聞いたガン治療陰謀論や男性乳がん講演の数々
「もし私ががんになった時は、絶対に抗がん剤はしない。食事療法などで治す。」
と決めた事を次々と思い出していました。
「そうだった……抗がん剤はしないんだった……ああ スッカリ忘れてた。
危なく抗がん剤をして殺されるところだった……」
この9ヶ月の食事や免疫を高める努力を充分行った事。だからこそ抗がん剤治療をしようと決めた事。その事を一瞬で忘れさってしまいました。
私は友達に何度もお礼を言いました。「命の恩人〜」と。
そして、今後の治療法を抗がん剤以外の方法にすると決定しました。

『抗がん剤で殺されるより、(自然療法などを)やるだけやってQOLが高いまま死んだ方がまだマシだ。
それなら私自身にも、悔いはない。』そう思いました。
それは、『抗がん剤は死に至る恐ろしい物』『ガンで死ぬのは、抗ガン剤で死ぬより楽』というのが前提の思考だからです。

 

 

声なき声の代弁者

北里ミーナ