activities2020ネオミーナ生還日記pinkearth活動報告

親不孝……脳転移8 vol.97

ガンマナイフの後は、特に変わった事は有りませんでした。その前から元気でいつもとほとんど変わらなかったので、数日で退院しました。

 

 

退院当日を迎え会計する為に座って待っていると、体も気持ちも時間の感覚までも、独特のフワフワする感じがしていまいた。お調子者も私は入院中に元気だったからと、ついつい退院後の約束を入れまくっていました。

 

 

それなのに、脳神経外科の病棟のフロアーしか歩いていない私は、病棟以外に移動を始めたとたんに今までとは全く違ってしまっている歩く事に自信を無くしてしまいました。「『 3ヶ月安静にして下さいね。』って言われるはずだ……外を歩くとフラフラする感じがしていました。視界も狭く焦点も定まらないので、娘にしがみつきながらノソノソと歩く状態です。

 

 

「もはや1人で歩く自信すら無い。それなのに、退院後の予定だけはぎっちり埋めちゃってる(~_~;)……そう思っている時、会計に呼ばれました。焦点も定まらず久しぶりの小銭の計算がよく分からず、社会復帰できるかと不安がよぎりました。外気は疲れる上に寒いらしい(11月半ば)。何かあると、また更にみんなに心配と迷惑かけることになる。少し不安な気持ちでは有りましたが、病院を無事に退院することが出来ました。

 

 

ところがです。退院した日の夕方、ずっと心配してくださっていた女性から電話があり「長電話より会いたいね~」という会話になってきました。入院中に気付いた事や脳腫瘍になったからこそ思い出した遠い記憶など話したい事が沢山有ると話していたからです。女性も私に会いたいし聞きたいからと私の家まで送迎してくてるという事になり、1時間だけカフェにいく約束をしてしまいました。退院した夜に心配する母を無視して、その女性とお茶に出かけてしまいました。