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ガンの壊死』見たこと有りますか? vol.44

温熱療法の病院を退院した頃から、乳がん腫瘍の表面部分が赤黒くなり、剥がれ落ち始めました。その剥がれ落ち始めた物体はまるで『レバー』のようでした。内蔵の一部のような感じです。それは悪性腫瘍がむき出しで、その一部なので正しい表現だと思います。赤々とした乳がんのあちこちから変色していき、ジワジワと剥がれ初めていきました。

 

 

その【乳がん壊死】を繰り返すうちに球状だった乳癌の形は平になってきました。CTの結果を見ながら乳がんが治り始めていると説明されていたので「あぁ、こうやってガンは治っていくんだ。」と感心しながら観察していました。初めは驚いていた大ベテラン医師でしたが、「ガンが 自然治癒を始めた!!凄い 凄い!!」と喜んでいたので、私も安心し一緒に喜び、だんだんと誇りに思ってきていました。

 

 

時折、容器を渡され自宅で壊死を詰めて提出させられもしました。受診度に、壊死している部分を剥ぎ取られて検査に出されたりもしました。その行為は、出血を伴い大変苦痛でした。もちろん、検査結果は「ガンのようです」と返ってきていました。「ガンだと分かっているのに壊死を提出して、何を調べようとしているんだろう?」と不思議に思ってはいましたが。目的を聞けばよかったと今では思っています。

 

 

【壊死】という言葉……糖尿病を患っていた父は、生前「足が壊死するかもしれない。そうなると足を切断する事になるかも。」とよく言っていました。私は、ボンヤリ『壊死とは、大変な状態』と分かっていました。乳がんが『壊死する』その状態は、まるで『乳がんが死滅して、治癒に向かっている状態』の様に感じていました。ところが、まさか、そこに大きな落とし穴があるなんて……これが私がお伝えしたいメッセージなのです。