ガンと命乞い vol.42
2011年5月
【入院して良かった事】
①︎温熱療法を毎日受けたこと。乳がんが消滅するイメージが完璧に出来た事。
②食事が良かった事。
それまで、ガンに栄養を与えてはいけないと思い質素な自然食や断食をしていたので病院の普通食が美味しくて嬉しかった。
【入院中の辛かった事】
①抗がん剤などの注射。極度の注射嫌いの為。
②とにかく酷い癌疼痛。
③空気の乾燥+毎日1リットルの竹炭入りの水を飲むことで、5キロも浮腫んだ事。
※その水は、大ベテラン医師の友人医師が開発したガンを縮める水らしく、治療として処方されていました。
④自分で洗濯と乾燥機をしなければならなかった事。
県外の入院で身の回りの世話をしてくれる家族はいない。頻繁に交換していた大量の浸出液用タオルを自分で洗濯と乾燥。大病院だったので、洗濯機と乾燥機が遠くて毎日数回の往復が凄く大変で必死の作業でした。
体の痛みが辛く体力はかなり弱っていたので、治療や検査の時は車椅子で連れて行っていただきました。(のちに分かったのですが、肺に水も溜まっていました。)
その時の 、車椅子を押していただいる時に感じていた事。それは、心から病院・医療・医療従事者・医療の器具や道具を開発して下さった方、そこで働いて下さっている方々、その御両親、社会。とにかく全てに。そこに存在する全ての存在に感謝していました。
ところが、どんなに言葉にしたくても、呼吸は苦しく普通に話をすることも出来ず、常に息切れしていました。
その入院期間中、意識朦朧でしたが心からの命乞いをしました。目に見えない世界の目に見えないけれどしっかりと存在している【何か】に向かってこう言いました。
「どうか、私の痛みを取り除いて下さい。私は、【癌】という病気が、こんなにも痛くて苦しいものだとよく分かりました。(あるN医師の本では「ガンで痛むのは、前世で悪い事をしたから」と書いてあります。その時に読んでいなくて良かった。)この苦しみから解放されるには、乳癌を治すしか有りません。もし そうなれるなら、私はその命を使って……」という感じで色々と語りかけ、幾つかの約束事(契約)をしました。
勿論、その項目の中には私の体験を語る活動も入れています。数年前なのに細かく記憶しているのは、その意識が強く有ったからです。
・ガンは痛いもの。
・ガンや死に対する差別に傷付けられた経験。
・無責任な情報を発信する人達に、疑問の投げかけなどなど……
それは体験の一つ一つが命をかけた、強烈な印象を残す経験でした。