activities2020ネオミーナ生還日記pinkearth活動報告

ガンと断捨離。vol.35

私は,家の大掃除も行いました。乳がんは痛んでいましたが、1人暮らしをしていたマンションを引き払いました。1年間しか住んでいなかったので、必要最低限の物と大切な物しか置いていませんでした。それでも暮らせていたということは、実家に置いている全てを捨てても大丈夫だという意味だったかもしれません。

 

 

1人暮らし用にと購入した家具はソファーベッド、大きなダイニングテーブル、白いシャンデリア、細身の食器棚くらい。実家の荷物は確認せず全て捨てたい気持ちになっていました。何故なら、何を置いていたか思い出せなかったからです。事実、体が辛くなると物は極力少ない方が助かります。動ける時間は減り動ける範囲は小さくなるからです。

 

 

ガン治療に集中するためにも考えることを減らし頭や心の余白を増やしたかったので、実家の断捨離は手伝ってもらいながら数回行いました。20年住んでいる家だったので家具などは2tトラックで2回。ゴミ袋は60個になり、気持ちよく捨てました元々、大掃除は好きだったのですが『命を失うかもしれない』を前提にした断捨離は、判断基準が全く違いました。

 

 

それまで必要だったものが時間の経過とともに不必要に変わっただけですが……『厳選し洗濯する世界・持たない世界』の入り口でした。選び抜かれた物だけを残す、物を見る目が変わりました。今は、スッキリした環境に身を置く贅沢を味わっています♪