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血まみれ乳がん vol.23

自然療法の病院に入院し、1番困っていることを相談しました。

それは乳がんから出始めた『浸出液の対処法』です。

この頃は里芋湿布をするのも困難になっていました。

びわ温灸の火傷が原因で幹部から溢れ出してくる浸出液で里芋湿布は濡れたままで、いつまでも乾燥しませんでした。

剥がす時は、せっかく残ってた皮まで剥がしそうになっていました。

 

 

そして更に困った事に、痛みもありました。

感覚的には、常にオシッコをしている小さな赤ちゃんをオムツを使わず裸のまま抱っこしているような感じです。痛みが強くなってからは、止まらない出血箇所を怪我をしながら抱えている、そんな感じでした。さらに酷かったのは傷口を処置出来ないままだったので、 膿の腐敗臭が漂ってきていることでした。

 

 

困った私は、その医院の寡黙な医師に相談すると『秘伝の手作りクリーム』を塗るように指導されました。何でも治してしまう万能クリームらしく私は期待しました。

その浸出液は1日中、流れ続けるので手当て方法も分からず大変な毎日でした。乳がんならではの特徴の一つだと思います。

それから解放されるだけでどんなに楽になるだろうと期待しながらクリームを塗り始めました。(とは言ってもクリームとして販売されているものではなく、飲み物として販売している液体の沈殿した部分でしたが……

 

 

 

そのクリームを塗った箇所は『紙粘土』のような感じになりました。何故なら成分は ただの【マグネシウムの沈殿物】だったからです。断食中便秘になった人がお通じを良くする為や腸を綺麗にしたい人が、飲む直前に振って飲む液体の沈殿物です。

健康な皮膚に塗ると乾燥して粉のようになります。今でこそ、この知識が身につきましたが入院して間も無い、全く知識が無い私は素直に従いました。

 

 

それは、私の乳がんの火傷して皮膚が破けた部分の凹みに、粉状の沈殿物はピッタリと埋まっていました。

その日のシャワーの時にゆっくり優しくお湯をかけたにも関わらず、その紙粘土のようになったクリームと呼んでいた塊が剥がれ落ちるのと同時に、私のガン化した不完全な皮膚まで同時に剥ぎ取って流れ落ちていきました。

その後は正常な組織ではない、ガン患部からの大量出血が始まってしまいました。

私は慌てて緊急用の呼び出しボタンを押して看護師さんを呼びました。看護師さんも、私の乳がんから出血が次から次へと胸から足下まで大量に流れ落ちているさまに慌てていました。

バスタオルを当てて部屋に戻り、寡黙な医師がしばらくの間止血の処理をされたのと、血管が修復する力とで出血は何とか止まりました。

驚いた事にその後の看護師さんとの会話で、私のように腫瘍が飛び出て浸出液が出ている乳がん患者を看たことが無いと話していました。

という事は破けた乳がんの扱い方が分からないのに正常な皮膚と同じものを使用するように言ったという事。

勿論、怖いと思い不安を感じましたが、入院して自然療法で治すには病院ともめたくないと思い、少々呆れましたが『抗がん剤の病院へ行くよりマシ』だと思い諦めることに決めました。

 

 

 

その日を境に傷が深くなり頻繁に出血するようになってしまいました。病院に治療の為に入院していたのにも関わらず、指示に従い悪化させてしまいました。

ちなみにその業界の人は「ガンは、血の汚れだから出血したほうがいい。」と言います。私のガン友は出血を繰り返して輸血をする程の状態になりました。(そういえば、輸血もダメだとある医師が本を出していますね。)

固形ガンの場合も、全身の血を入れ替えれば、治るのでしょうか?四方八方 塞がりっぱなしです(T . T)此処にも『無責任が所在』しています。