「抗がん剤を拒否します。」vol.19
次の乳腺外科までの一週間にインターネットで情報を調べました。
「こんなに自然療法で助かった人達がいるんだ。そして恐ろしい治療法(標準治療)以外にも、良さそうな治療法は多くあるんやね。知らされないなんて不公平過ぎる……きっと知られていない治療法は、ガンを体に負担かけずに治してしまう為に社会から隠されているんだ……」
私の気持ちはというと、小さかった医療不信は大きくなり、抗ガン剤→手術という治療をする気持ちが小さくなっていました。
「よし。次にスマイル先生に会った時に、色々疑問を投げかけて最終判断しよう。」
その日が来て、スマイル先生に今後の説明を受けた後、質問してみました。
私「先生。ガンの治療法って、他にも色々あるんですね?」
スマイル先生は、世界で認められている【根拠】である『EBM』について丁寧に説明くださいました。
抗がん剤拒否しようとする私に、スマイル先生は真剣に
「抗がん剤、手術、放射線は世界中で効果が確認されているのですよ!」
「乳がんが敗れた後、その皮膚は絶対に再生しませんよ!」
「腫瘍マーカーは、あくまで目安の1つです。」
とおっしゃいました。
看護師さんからも
「まだ、治療をしてもないのに自然療法に行くのは早いと思いますよ!」
「娘さんも、まだ高校生でしょ?娘さんの為にも、頑張りましょう!」
と言われました。
それでも、その時の私は
「でも、そう言われてもその世界中のデータ自体が捏造だし……先生は、自然治癒した患者と出会って無いから信じられないだけなんだ……」
「私も、お客さんと思って引き止めているに違いない!(スマイル先生、ごめんなさい
(>人<;))」
「自然療法で体を傷つけずに治った人を見たことが無いから、そう言うんだ。」
そして遂に
「絶対に治って、見せに来るぞ!」
と思いながら聞いていました。
耳は不思議なもので、疑いの気持ちで聞くと全てが騙そうとしているように聞こえてきます。
「絶対に騙されないぞ!引っかからないぞ!」
と思っていたので、平行線の会話が続きました。
そして最終的な決定権は私にあるのだと気づき(当たり前ですが・・・)別室で心配して下さる看護師さんとも話しましたが私の決断は変わらず、最後にこう返事をしました。
「抗がん剤で殺されるより、自然療法でやるだけやってみたいんです。それでも駄目で死んだのなら納得いきます。頑張る前に諦めるのは嫌なんです。」と。