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運命の病院選び vol.17

その頃、入院可能で治療に集中できる環境で抗がん剤を使用しない、代替治療で治療する病院を探し始めていました。

家族や友人がお見舞いに来やすい距離に、2箇所の病院がありました。

1箇所は、隣の県に有るクリニック。

もう1箇所は、ガン患者会メンバー行きつけの食事療法の医院。すぐに両方に予約を入れました。

どちらともカウンセリングを受け、治療法と入院費を比べて決める事にしました。

 

 

どちらも実際に行って色々考えた末、2ヶ所目の医院に決めました。1箇所目のクリニックで免疫療法を勧められましたが、経済的に無理だと思ったのも選ばなかった理由の一つです。

自由診療は、大変お金がかかります。私は生命保険に加入していました。

入院日数が多くても、それに対応するガンに手厚い保険に加入していたので大変助かりました。

 

 

私が決めた医院の治療法は、ほとんど薬を使わず(漢方など使用。)食事療法(断食・玄米生菜食・体操などで血液浄化)により解毒し、自然治癒力を引き出すというものです。

振り返ると、食事療法の寡黙な医師は「この療法で、ガンは治ります。」

1度も言われませんでした。(それどころか、それまでの経験も実績も効果についての情報も言われませんでした。)

 

 

 

私は自然療法は試してみないと分からないので入院希望を出しました。拒否されなかった事で

「人それぞれ体質が違うから断言出来ないだけ?個人情報だから秘密にしている?プライバシーが守られてる?見込みは有るって事よね??」

と自分に良いように解釈し、先ずは入院し治療に集中する事を頑張ると決めました。