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記念日の予言 vol.10

ご紹介いただいた優しい先生(スマイル先生)の病院へ行ったのは2日後の『2010年11月17日』でした。
病院に到着し、すぐに検査に呼ばれました。マンモグラフィーの技師は、先日の技師と同じように驚いて深刻な表情になり、慌てて何処かに電話をかけている様子でした。
それから私の赤くなったシコリはとても挟める状態では無いと説明されました。

 

 

そして次のエコーの検査の時に、スマイル先生と初めてお会いしました。(癒し系のちょいポチャの男性医師です。声も優しくて、博多弁混じりでとても安心しました♬)先生は真剣な表情で、しばらくエコーをされていました。

 

 

次はいよいよ、生検をする準備に入りました。
覚悟はしていたものの、検査の為に必要な麻酔の針を刺した途端、今まで溜まっていた『何か(血? 膿??)』が吹き出してしまったようで、看護師さん達は、慌ててガーゼを探すために散ってしまいました。
その瞬間、私は堰を切ったように泣き出してしまいました。

 

 

自分でも気が付いていなかった『心の奥の方に不安と恐怖』が溜まり続けていたらしく、その時にパンクしてしまったようなのです。
泣きじゃくる私の手を看護師さん達は優しく、でもシッカリと握りしめて背中をさすり続けて下さいました。
私は安心と手の暖かさを感じて、気持ちよさも感じるものの涙はなかなか止まりませんでした。

 

 

そうしている間に、先生が戻って来られました。
私「先生……私は痛がりの怖がりで、とても検査は無理です……全身麻酔じゃないと無理です……お願いします……」
と、泣きながらお願いしました。
先生の「分かりました。麻酔の先生の準備も有るから、少し待ってて下さいね。」
という返事に少し安心し、看護師さん達に付き添われながら結果を待っていました。
しばらくすると、全身麻酔で、検査が可能だと聞かされました。

先生「今日は全身麻酔の検査だから1泊してもらいます。いいですね。」

 

 

その言葉を聞いて、安堵で気持ちが落ち着いた後改めて日にちを確認した時にハッとしました。
何故なら、急遽 1泊2日の入院が決まった日は、あの日だったからです。
「あの夏の『11月17と18日の1泊2日が大切な日になる』のメッセージはこの事だったんだ‼︎」
そう、思い出したのです。