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がんのスピリチュアル療法 vol.4

その療術院を知ったキッカケは、友達の紹介でした。

友達の話では、男性の切れたアキレス腱が目の前でみるみるうちに繋がり出来なかった正座が出来るようになり、その場で走れるようになったという夢のような内容でした。

実際に私も、連れて行った友達のガングリオンが半分に縮んで行くのを目の当たりにした経験があります。また友達の下がっていた半顔が、みるみる同じ高さに整うのも目の当たりにしました。とはいえ胡散臭い場面も、何度か目にしています。

 

それでも私は、乳腺外科に行った数日後にその怪しい療術院を訪れ診断してもらいました。興味本位の確認作業のつもりで。

その霊視検査の後に霊感術師が私に言った言葉は

「それはガンでは有りません。僕が遠隔で消してあげるから。

でした。

その後数回に渡り彼は遠隔で治療を試みましたが、私のシコリは全く変化しませんでした。

 

 

遠隔治療でしたので、経過は電話で報告しました。

「全く、縮みませんけど……」

「そんなはずはないんだけどなぁ……」

『縮みます!』と断言され縮まなくても、私はクレームを言いませんでした。

 

でもその経験は、私を冷静にしてくれました。

「シコリがあるのは触ると確認できるけど、『がんじゃない!』と断言して『がん』だったらどうするんだろう……よし、乳腺外科で言われた通り大きくなってきたら、ちゃんと検査してもらおう。」

そうと決めてからは、注意しながら過ごす事に決にしました。