activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

86【抗がん剤と海外旅行】

~2012年6月~
抗がん剤と海外旅行

ベトナム大好きの友人がよくお見舞いに来てくださいました。
ある時、入院中の会話で「ミーナさんが元気になったら、僕達カップルとミーナさん母子の四人でベトナム旅行に行こう!」と誘ってくれました。

 

 

そこで私は、白血球が余り下がらず食欲旺盛で元気だったので、スマイル先生に尋ねてみました。
私「スマイル先生。私が海外旅行行けるようになるのは、いつですか?もしかして、抗がん剤の治療中で海外旅行は、ありですか?」と。

 

 

返事はナント、抗がん剤と私の体のバランスが良ければ、海外旅行に行ってもいいいとの返事でした♪
その時に、私は
「抗がん剤治療中に 海外旅行ってありなんだなぁ……ビックリ。知らなかったぁ……後に後日談となるように、あえて抗がん剤治療中にベトナムに行こう!」
そう決めました。

 

 

そう決めて、私の体と抗がん剤の相性を観察しつつベトナム旅行の準備を始めました。闘病中に書いていた
『復活したら・元気になったら・やりたい事リスト』

『海外旅行』

『娘と旅行』
も書いていたので
同時に
『やりたい事の達成』
のチャンスが訪れたのです。

 

 

 

いざ ベトナムへ

抗がん剤を打ちながら行った、1週間のベトナム旅行のメンバーは合計4人。
①ダンディーでお洒落なオジ様。元レーサー。
②そのオジ様の彼女。ツンデレの気配り美女。
③当時は大学一年生の娘。芸術学部。初めての海外旅行。
④2ヶ月前に乳がん手術を終え、抗がん剤治療真っ只中の私。

 

 

上の2人は、年に何回もベトナム・グルメを楽しむ程のベトナム大好きで、ベトナム旅行に詳しいカップルだったので全てお任せで段取りをしてもらいました。

 

 

私が唯一「大丈夫かな?」と思った不安要素は『ウイッグの暑さ』くらいでした。

 

 

飛行機の旅路も楽しみましたが、ベトナムの暑さ+ウイッグの暑さは予想通りでした。いつものロングヘアのウイッグをボブのウイッグにしたのは作戦成功でした。今年の夏は、ショートのウイッグで遊んでみました。涼しかったのは進化してるからでしょうか?

 

 

ベトナムはの道路噂通り、バイクが入り乱れていて圧巻されました!
旅のプロ・カップルは五つ星ホテルをリーズナブルな価格で取って下さっていたので、観光で疲れる度にプールにも入れ休息を取る事が出来ました。

 

 

そして、1番嬉しかったことは、予想以上に食べ物が凄~く美味しかった事です( ´ ▽ ` )特に、フルーツと海鮮が凄かった~見たことがないフルーツや日本では冷凍→解凍して売っているフルーツが捥ぎたてで生命エネルギーが溢れたままの状態だったので生きているエネルギーと元気を貰いました。

 

 

海鮮料理も、食材も美味しい上にアジアとヨーロッパのいいとこ取りの料理法で良かったんです嬉しさと美味しさの余り、食べ過ぎて太ってしまいましたが・・・(汗)

 

 

 

そして日本に帰るまで特に何もトラブルが無く【抗がん剤治療をしながら 海外旅行に行く!】という自分で決めたミッションを、無事完遂することが出来ました。
帰国後の抗がん剤の日にはスマイル先生から
「太ったでしょ~!痩せないとリンパ浮腫のリスクが高まりますから気を付けて下さいね。」
と言われてしまい、せっせと直ぐに元の体重に戻しました。

 

声なき声の代弁者

北里ミーナ