activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

81 【女神からの贈り物……乳がん手術】

そして急遽、2日後の水曜日の手術が決定した私は、当日の月曜と火曜は手術に必要なCTなどの検査をして頂きました。

 

 

ガン放置療法が長がったにも関わらず脳など他臓器の何処にも転移しておらず、血液も健康な人と変わりなく身体状態の上でも直ぐに手術出来る状態であるのが分かり、水曜日の手術が決定しました。

 

 

よほどのイレギュラーなトラブルがない限り……「どうか、天災や手術に関わる関係者の事故などが起こりませんように」と心の中で手を合わせ静かに病室で過ごしていました。

 

 

そしてついに、待ち焦がれていた『乳がんの手術日・水曜日』がやってきたのです♪普通は乳がんの手術日といえば
「とうとう、やってきてしまった手術の日……」
または
「なんで、乳がんになんかなって、胸を失う羽目になってしまったんだろう……」
と嘆き悲しんだりする方が多いと聞きます。

 

 

ところが、私にとっては『やっと迎えることが出来た・乳がん手術の日』だったのです。

 

 

ですから、病衣に着替える時は何かの『衣装か制服』の様な感覚で気合いが入りました。家族の笑顔に見送られながら手術室に入る時の気持ちは
『スペースシャトルに乗り込む宇宙飛行士
または
『UFOに乗り込む時のよう
な気持ちでした。

 

 

私は、笑顔で手を振りながらゆっくりと手術室へ歩いて入って行きました。※実際 帽子をかぶって衣装を着替え頑丈な扉が閉まる光景はソックリです。

 

 

私にはスローモーションでその光景が見えていました。今でもその時の光景が、目に焼き付いています。

 

声なき声の代弁者

北里ミーナ