activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

40【抗がん剤デビュー……闇雲】

私はとうとう、拒み続けていた続けていた『抗がん剤』を打つ事になりました。

 

 

「今まで、乳がんがどんなに痛くても絶対に抗がん剤だけは『治療の選択肢』の中に入れていなかったのに……
『ガンを切らずに縮める病院』だと安心して選んで、はるばるやって来たのに……
なんで初日から抗がん剤なの??本当に嫌でたまらない。今までの苦労が水の泡になってしまわないかなぁ……?せっかく育てて来た免疫力が全滅してしまうのでは?本当に大丈夫??
でも、ここで抗がん剤をしないと温熱治療をしてもらえないかもしれない。さっきの◯◯リングテストでは、私にピッタリで副作用が無いって事だし……どうせ逃れられないのだから、前向きに抗がん剤を受けよう!受けるしかない!!よし!どうせ受けるなら、プラセボ効果を最大限に発揮しよう!!」

 

 

と、気持ちを切り替え、大ベテラン医師が決めた私の初めての抗がん剤『カルボプラチン』を少量点滴すると覚悟を決めました。
点滴最中の気分は、ドキドキハラハラ……【本当に気分が悪くならないか❓】に意識を集中しましたが確かに言われた通り大丈夫で安心しました。帰りの道中も、痛みのみで吐き気はありませんでした。
結局、次の受診日まで吐き気も全く無く髪も本当に抜けず良かったと思いました。

 

 

ところがその夜は乳がんが痛くて痛くてのたうち回ることになり、私は効果を確実に感じました。帰りに、免疫をやっつけてしまうと信じていたので痛み止めを断ったのを後悔しました。
乳がんになってから痛み止めを使用せず頑張っていましたが、2回目の通院の日には痛み止めをもらいました。でもあまりに痛くて、効果は感じられませんでした

 

声なき声の代弁者

北里ミーナ