activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

3、【早期発見でも……初めての乳腺外来】

私はシコリに気付いた翌月、乳腺外科を受診しました。

マンモグラフィーとエコー検査の結果、1cm程の塊が写っていました。

触診が終わり、待合室で読んだ『乳がん関連の雑誌』に書かれた【しこりの種類に釘ずけになっていました。それは『良性でも、メロン大の大きさになるものがある』

私は、命は失わないにしても手術は必要かぁ……と、恐怖を感じているうちに名前を呼ばれました。

 

 

私は、少し緊張し中の丸椅子に腰掛けました。白髪混じりの乳腺外科医は、出来上がってきた画像を見ながら、こう言われました。 「丸くて、触診しても良く動きます。良性の特徴です。多分 大丈夫だとは思いますので、今日は検査をしません。でも、大きくなりはじめた時は、すぐに来てくださいね。」と。

 

 

注射が大嫌いな私は、その検査に行った日に、痛い思いをすることなく(マンモグラフィーは、以前過去1度体験した時と違い、そう痛くありませんでした。機械の性能が上がったからだそうです♪)検査に進まないで良かったという安心感で胸をなでおろしました。 それでも実際には細胞レベルで検査した訳でもないので乳がんかどうかは本当は分からないままでしたが、安心してしまいました。でも、シコリの正体を知りたくて病院に行ったのに検査をせずに帰ってきたのは、何と無く変な感じもしました。

 

 

帰宅して当時、高校生だった娘に報告したところ 「何で検査して下さいって言わんやったと???本当の事が分からな意味無いやん!!別の病院で 検査してもらってよ!!シコリがあるのに、何しようと???」 と凄く怒られました。 「(確かにそうだけど……)大きくなり出したらすぐ行くけん……(・_・;あともう一軒、別の病院に検査に行ってくるけん……」 と言って、その場を何とか取り繕いました。 その後、私が予約した病院は乳腺外科ではなく『体に触れずに治療する療術院』でした。

 

声の代弁者

北里ミーナ