126,✳ガンマナイフ体験✳脳転移7
ガンマナイフ手術の2日前には
双子のように息がピッタリ合った専門の看護師さん達から
ガンマナイフ手術の段取りの説明を受けました。
ガンマナイフ専門のドクターには、手術の説明をしていただきました。
プロフェッショナルのコンビネーションには、安心感を覚えました。
そして2日後に、ガンマナイフ手術の日がやってきました。
説明では
(とは言っても、私は聞いているようでいても聞けていませんでした。
なにせ、脳いっぱい炎症していたので。ボンヤリと聞いていた感じでした。)
全く大丈夫そうな印象を受けていたので不安無く
いつも通りの気持ちと期待が入り混じったような心境でした。
(「麻酔が 結構 痛いですよ。」と聞いていたので、その点だけは心の準備をしました。)
そして、やってきた手術の当日。
点滴で体を準備をしていただきながら
「で、いったい どんな物なの?『ガンマナイフ』とは?」
「しっかり、意識して体験するぞ❗ 」
「それにしても、本当に現代に生まれれて、2012年に手術受けれて良かったな~」
と思っていました。
麻酔は聞いていた通り痛かったけれど、血管の枝分かれを初めて感じました。
(神経が研ぎ澄まされていた?)
双子のような、私の目にはまるでCGに見える看護師さん二人と
パワーを必要とするときにサポートしてくれる男性が一人。
意識朦朧の全身脱力の私を、空気の流れのようにスムーズに
映画に出てくるのマシーンのようなガンマナイフのマシンの中に運んでいってくれました。
そして、意識を失いました。
それから目覚めた数時間後
病室のベッドに運ばれていたのは、うっすら覚えています。
そして説明を受けていた通り、固定の為の金具の痛みの鈍痛は、少々あったように覚えています。
(末期ガンの痛みとは、比較になりませんが。)
よく考えると
脳を焼きたくない、でも脳腫瘍は1ミリでも焼き残したくないので仕方ないです。
すぐに、用意していた痛み止めのお薬を飲んで
再度、ぐっすりここちよく眠り目覚めた時には
全てが終了している現実を改めて噛み締めました。
外見上、手術前と殆ど変わりない姿の私だったので
狐に摘ままれたような不思議な気分でした。
思ったとおり、同室のおばあちゃん達には
手術してきたと伝えないと分かってもらえないくらい
外見的にも、全く変化なしでした。