activitiesネオミーナの生還記
88,『余命一ヶ月宣告』された時
私「じゃあ、抗がん剤を試し続ければ いいんですね?」
私は、一か八か
抗がん剤をやり尽くす勢いで確認しました。
ところがそれでも
スマイル先生の表情は
笑顔になりませんでした。
こんなに患者が
治療に対して前向きな発言をしているのにと
違和感を感じました。
すると
スマイル先生は
こう言われました。
次に試す抗がん剤の種類も有るけれど
効果の確率は2番目。
もしかしたら
全く効果がないかもしれない。
でもそれ以前に
そもそも私の体の全身状態は
抗がん剤治療に耐える事が出来る状態では無いと言われました。
私「わかりやすく言うと、どんな状態なのですか?」
スマイル先生「・・・次の正月を迎える事が出来ないかもしれない状態です。」
私「・・・次の正月って、いつですか?年明けて?
今日は、2011年の11月17日ですよ?
あと一ヶ月くらいしか無いじゃないですか!?
・・・・・それってもしかして『余命一ヶ月宣告』ですか?」
スマイル先生「・・・はい。そうです・・・」
その言葉を聞いた瞬間
私は
『時』
が止まるのを感じました。
しばらく考えてから、こう聞きました。
私「でもスマイル先生。CEFがめちゃくちゃ効いて
6本打ち終わる前に手術可能な状態になれば
手術出来るって事なんですよね??」
スマイル先生「もちろんそうです。手術可能になれば、いつでも手術しますよ。」
私「・・・分かりました。」
私は、一旦持ち帰って冷静に作戦を立てようと思いました。
そして、私は帰ってから
その『余命一ヶ月宣告』を
家族に伝えました。
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