activitiesネオミーナの生還記
54,マイクロウェーブ治療を体験。辛い体で。
私が受けた
ハイパーサーミアでは無い温熱療法。
マイクロ波を使う温熱療法が始まりました。
その箱型オーブン2台の間に座って何度か熱を当てます。
数回繰り返すうちに、癌だけが熱くなってきます。
前からと後ろから熱を当てます。
途中、熱くて我慢できなくなると
「熱いです!」
と言って合図を送るとやめてくれます。
気分的には
不思議な事にガンだけが熱くなるので手応えを感じます。
私は腫瘍が大きかったので、1週間に1度通うことになりました。
車で3時間ほどかかる病院だったので
移動だけでも、凄く大変でした。
(運転してくれた家族に感謝です。
待ち時間を考えると1日がかり。
寝たきりの私には、本当に大変な事でした。)
通い始めは、毎週の通院で
治ってきたら3週間に一度でいいと言われました。
「頑張って通って早く良くなりたい。
そうすれば あとは早く治るだろうし。
今がきっと1番辛い時期。
治るまでの間は、何があっても絶対に諦めない!」
その頃の私の乳がんは
ソフトボール位に成長して
(後に分かったのですが)肺に水も溜まっていました。
移動中も痛くて痛くて
呻きながら通った半年間の通院生活でした。
のちに借りた
その療法の本を読んで分かった事です。
「1週間に3回は通わないと、効果が無い」
と書いてありました。
現在の私は、色々な奇跡が起こって生きていますが
効果が出ない治療法を受けるために
半年間もガンを進行させながら
往復6時間かけて、車に乗せてもらって
通院をしていたのです。
ガンが進行した状態から通院を始めて
まさかまた半年も無治療に突入しているとは
夢にも思いませんでした。