activitiesネオミーナの生還記

50,手術拒否・ガン放置を褒められて

待合室で数時間待っていると、やっと中に呼ばれました。
その巨大病院の医師は

見るからに西洋医学と東洋医学を極めたような長年の実績がありそうな

優しそうに見える独特のオーラを放つお爺さん医師でした。
そのお爺さん医師が、私の乳癌を見て言った第一声は
「よくぞ、ここまで頑張ったね~
乳癌は、みんな早いうちに手術してしまうからねぇ~。
こんなに成長した乳癌には、滅多にお目にかかれない!」
と感心しながらの言葉でした。
そう言われて、私は嬉しくなりました。
「という事は手術してしまってない

手術を拒否し大きくした私は正解って事??
切らない選択をして 良かったんだぁ・・・」
次に、私のソフトボール大の乳癌を触診し
「奇跡じゃ!
癒着していない!!
切ったら すぐ治るよ♪」
と満面の笑みで言われました。
私「そうなんですか~良かった~♪」
と今迄の苦痛や大変さ不安から、一気に解放された気分になりました。
でも一瞬、心の中にある疑問が過ぎりました。
「でも、半年前の、まだ今よりずっと小さい時に
乳腺外科のスマイル先生から
『すぐに手術出来ない大きさだから、抗がん剤で縮めてから手術します。』
と言われてんだけど・・・
でも、このお爺さん先生は
私の画像も見ずに、ただ触っただけで簡単に『切ったら治る』って。
どっちが本当なの??
でも、こんな大きな病院の偉い先生が自信持って言うんだから間違いないだろう!」
と自分に都合がいいように解釈して、疑問には蓋をしました。
ましてや医師を信用しないと頑張れないしと・・・

ここで冷静な判断が出来るかどうかも運命の分かれ道だと思います。
その時に
●画像診断もせず触診だけで治ると言い切れる根拠は何ですか?
●何故 乳腺外科の先生は手術出来ないと言っていたのか?
この2点を
その時に詳しく尋ね、理解して判断すべきだったと今では思います。
(1番大切なのは治療が目的で、命を守る為に病院に行ったのですから)