activitiesネオミーナの生還記
40,危険な健康法・私達の場合
腫瘍の塊とは、大きくなるにつれて
血管も神経も、不自然に引っ張っていくのです。
中身がギッシリと詰まった塊は凄く重くて
身体中の重さの比率で言うと、1番だったと思います。
その医院の治療法には
『入浴法』
が有りました。
血行が良くなる入浴法を行う事で病気が改善すると。
(水とお湯と二つの浴槽で、交互に入浴する)
私と雪の女神は
腫瘍からガンの浸出液が出ているという理由で
他の患者さんが順番に入った、最後のお湯に入る2人と決まっていました。
(足し湯です。)
その入浴法とは
首まで浸からなければ意味が有りません。
その医院のダンマリ医師から
入浴法が大切だと言われていたので
雪の女神は 真面目に入ってたそうです。
私は出血が怖かったので(『浴槽が血の海』はマズイので気を使いました。)
刺激を与えないようにと
乳癌の腫瘍が浸からないようにと気を付けながら
ギリギリで半身浴で入浴していました。
後に雪の女神は
別の医師から
「病院という場所の
患者が順番に入った後のお湯に浸かるなんて感染症になりますよ!」
と言われたそうです。
当時の私達は
『感染症』
なんて考えたことも有りませんでした。
(私には知識が無かったので危険性に気付きませんでした。
言葉は聞いたことは有るけど、意味が分かってなかったのです。)
『健康の為の入浴法』
とは
健康な人が健康な状態を保つ方法で
乳癌の浸出液が出ている特殊な条件下では
合わなかった方法だったと後で分かりました。
浸出液が出ていなかったり
お湯を入れ替えれば
『健康法としての入浴』
としては良かったのでしょうけど・・・
【闘病年表*:..。o○☆゚】