activitiesネオミーナの生還記

27,傷付ける仲間

~2010~2010年12月~

そして ドキドキしながら楽しみにしていた入院LIFEがスタートしました。

入院患者さん達は その病院の治療法が大好きなリピーター または難病の方やガン患者の方々でした。

西洋医学で治療法がないような難しい病気が その療法で治ったという女性は 映画化され伝説になっていました。

病院で、同じガン患者の方に出会った事で心強くなり

「ということは、治るってことなのね。よし 頑張るぞ!!」

と硬く心に誓い、ファイトが湧いてきました。

入院初日 入院患者の年配の女性が話しかけてきました。 (もちろん 初対面です。)

年配の女性「あなたは、何の病気?」

私「乳がんです。」

年配の女性「乳がんは、父親か男性に愛されてない人がかかるのよ。」

と言われ 大変驚き深く傷つきました。

初対面のガンを患っている患者に対して 何て失礼な事をいうのだろう。 何処かの見えない世界の業界から 聞いてきた話を信じるのは勝手ですが (後に分かったのですが、ある医師が言っています。) 相手を傷つける事さえ分からないとは 残念過ぎます。

「私が、どんなに父に愛されて生きてきたのかも知らないのに。 (長女である私の姉を死産で亡くしているため。) しかも、何か教えてと頼んだわけでもなければ聞いたわけでもない。 ただの親切(と思っているだけ。迷惑)の押し売りやん!」

と怒りと通り越し残念さも通り越して、悲しい気持ちになりました。

まさかガンになってから 同じガン患者から、そんか経験させられるなんて。 (ちなみに、その女性は子宮ガンでした。)

その夜 その女性は、私の部屋に入って来て 「とても いい本だから。」 と2冊の本を置いて行きました。