activitiesネオミーナの生還記

14,乳癌と伝えられた時

長いような短いような変な一週間が経ち
結果を聞きに行く日がやってきました。
病院の待合室で考えていたこと。

【乳癌だった場合】
★︎全ての仕事を一旦整理して、治療に全力を尽くす
︎★生命保険のお金で治療に専念しながら、今まで時間が無くて出来なかった事をする
(読書・勉強・DVD鑑賞・心の充電など)

【乳癌では無かった場合】
︎★今まで通りの疲れた日常が続くだけ
その時の私の心境は、実は前者の方が魅力的でした。
『一旦、全てから解放されたい』とも思っていたので。

もちろん、そう思っていたのは
『癌は治るもの。私はガンでは死なないだろうから。』
という私の中にあった今までの擦り込みが根拠となっていたのもその理由の一つです。
しばらくして私は名前を呼ばれました。

そして、私の目をシッカリと見ながら
先生は落ち着いた表情で
「検査の結果、悪性腫瘍でした。」と。

私「・・・それって『癌』って事ですよね?」
その時の私の心境は
50%は「私、死ぬかも?ヤバイやん!!」
50%は「あ~ これでユックリ出来る・・・
でも もしかして あの体験をするって事?(私の本当の癌になった理由)」
でした。

先生は続けて
「更に詳しい癌の種類が、一週間後には分かります。
その結果次第で、術後の治療法が決まります。また一週間後に来てください。」
それから治療法の大まかな説明が有りました。

とりあえず私の乳癌の大きさは、すぐに手術出来る大きさでは無いので
抗がん剤で縮めてからという事でした。

まだ小さかったら
抗がん剤をせずに手術だったと説明を受けて、少し後悔しました。
でも 、そうは言っても後の祭りです。

この9ヶ月間
納得行くまで自分なりに頑張ったので悔いは有りませんでした。

私は
この一週間の間に出来ること
仕事の段取りや誰に知らせるかを決め
脱毛準備の為に、髪を切っておく事を決めました。

それくらい
前向きに『抗がん剤治療に臨もう!』
と思っていました。