activitiesNeo・ミーナ回想記 2018

101【完全消滅と希望……脳転移12】

~2012年12月~

ガンマナイフから一ヶ月後の検査日。2012年の12月でした。

 

 

私の脳転移がガンマナイフによってどのくらい消滅しているのか調べる日。それまでの一ヶ月間が凄く長く感じられました。楽しみのような怖い日のようなそんな検査日でした。期待の根拠はそれまでの強運とガンマナイフがパーフェクションだった事です。その事も、心の支えになっていました。

 

 

一ヶ月の消滅の度合いで今後の予想が着きます。その結果は、今後の方向性や生き延びれるか否かの可能性が分かる検査でもありました。
MRIを済ませ待合室で検査結果を待っていると、名前が呼ばれました。

 

 

中の椅子に座り、恐る恐るインターナショナル先生の前に座りました。そして私も静かに画像を覗き込みました。するとインターナショナル先生は私を見つめて
「随分 小さくなっていますよ♪」
と自信に満ちた笑顔でおっしゃいました。
私は嬉しくなって更に画像を覗き込んで……
「たった一ヶ月で、こんなに小さくなるんですか??」
凄く驚いてそう言い、先生に心からお礼を言いました。

 

 

「この調子なら あと二ヶ月後には消滅するに違いない!!」
と確信し、嬉しくて心の中で叫び飛び上がりました!
その嬉しい画像とインターナショナル先生の言葉に希望の光を見出した私は『まだ生きると決めているという事』なのだろうと前向きに思いました。

 

 

それからの過ごし方は書き現れないくらい独特な時間体験の旅になっていきました。

 

声なき声の代弁者

北里ミーナ