activitiesネオミーナの生還記

89,家族に『余命一ヶ月宣告』伝える

私に残された
生き残れる唯一の方法は
『CEF6回が劇的に奇跡の確率だという程に効き→手術可能な状態になり→手術成功する事』
だけでした。
※CEFとは、私の乳癌に合う確率が1番高い
抗がん剤の名前(3種類のお薬の頭文字)。
ちなみに
1本目の抗がん剤は
2週間前に打ち終わっています。
もう
ただ待つのみ?
それとも祈るだけ?
こういう時には、お百度参り??
しか無い状態でした。
それでも
待っていられない
居ても立っても居られない気持ちでした。
帰宅して、家族に【余命一ヶ月宣告】を伝えると
もちろん、大変驚いていていました。
それから家族で話し合いをしました。
娘「むしろ、どうやって亡くなるのか、なんで聞いてこんの?」
私は、布団に寝てる状態では有りましたが
トイレとお風呂には
何とか歩いて行っていましたし
会話も出来ていました。
咳も酷くて
小さな声で
途切れ途切れで話すのが
やっとの状態でしたが。
私「今、意識あるうちに生前葬しとこっかな?
最後にみんなの顔を見たいし・・・
バラバラで合うのは無理やし。」
そうこう色々考えているうちに
私「まっ 、色々考えても仕方ないかぁ・・・
抗がん剤打ってるし、効果を待つだけやし・・・
やりたい事やろう!(と言っても体の自由が無いので )
(開き直って)外食にでも行って、景気づけしよう!!(生きているうちに)
何が食べに行きたい??」
そう家族に尋ねると
速攻で

「焼肉~!!!」
と返事が返ってきました。
私は、乳癌になる何年も前から
動物性タンパク質を避けた食生活を送っていました。
私が作る料理は、野菜中心だったので
そう返事が返ってきました。
私「あのさぁ・・・普通、ガン患者に『焼肉に行こう!』とか言わんくない?」
娘「大丈夫ってぇ~ ママ死なんって~(笑顔)」
私「信じられん・・・けど 死ぬかもしれんちゃけん・・・やっぱり 焼肉 食べに行こう!!」
娘「やった~!!」
なんと、余命一ヶ月宣告された日の夜の食事は
わざわざ、タクシーを呼んでまで
焼肉屋さんに出かけたのです。
そして決起大会の乾杯をしました。
「どうやったら、この難題を解決出来るのか・・・」
私だけが不安そうな表情。
娘と母は
久しぶりの焼肉に笑顔いっぱいでした。
でも実際に
焼肉が運ばれて来ると
段々と私のテンションが上がってきて
ファイトも湧いてきて
作戦を練り始めながら、美味しく頂きました。